【考察と提案】アンジャッシュ渡部さんのYouTubeチャレンジ

最近、アンジャッシュ渡部さんのYouTubeに注目しています。
というのも、内容はとっても役に立つのですが、あまり再生されていないんですよね。

すこし批判っぽい内容になってしまい恐れ多いのですが、「現代の人々がどんなコンテンツを求めているのか? 」を考える上で、渡部さんのYouTubeチャンネルは非常に興味深いと思い自分なりに考えてみたいと思います。

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アンジャッシュ渡部さんのYouTubeチャンネル

2019年の年末に初回の動画を投稿した渡部さん。

圧倒的な知名度ゆえに期待値は高く、投稿から2か月でこの動画は約5万回再生されています。(2020年2月15日時点)

その後は得意分野である「食」・「恋愛」・「高校野球」をテーマにした一人語り動画を定期的にあげています。

しかし、再生回数を見てみると、2本目以降の動画再生は1週間でだいたい1,000から3,000回程。初回に比べだいぶ再生回数が落ちています。
同時期に参入したほかの芸能人と比べても、苦労している印象です。

圧倒的知名度があり、コンテンツも大衆受けしそうなのに、なぜあまり観られないのか?

この疑問を考えることは非常に有益な気がするので、自分なりの仮説をご紹介します。

仮説① テレビ的コンテンツは能動的には観られない?

渡部さんが紹介しているテーマは「食」・「恋愛」・「高校野球」と、テレビでは王道的な内容です。渡部さんがテレビでメインポジションを確立できたのも、これらの分野においてエキスパートだったからというのが一つの要因なのだと思います。

ただ、テレビとYouTubeを比較した時に、「TVは受動的で、YouTubeは能動的」とよく言われています。
美味しいレストランや高校野球の情報を受動的に観させられることに抵抗は感じないけれども、わざわざ能動的に自分から観にいくまでの興味はない。という人が多かったのかもしれません。

テレビとYouTubeの視聴スタイルが違ったため、テレビ的コンテンツはYouTube視聴者には受け入れられなかった。
というのが一つ目の仮説です。

とはいえ、恋愛術のような心理系ジャンルでいうと、メンタリストDaiGoさんはすごい人気ですよね。

(渡部さんと同時期に投稿されたこの動画は執筆時点で23万回再生)

大まかなジャンルではDaiGoさんと同じような動画をあげているので、渡部さんの動画がもっと見られても良いと思うのです。一つ目の仮説ではこの説明がつきません。

仮説② ストーリー性を感じにくいから?

視聴者は渡部さんにストーリー性を感じられないから応援しにくいのかも?
というのが2つ目の仮説です。

最近は、お金を払って応援するというエンタメが非常に大きくなっています。
オンラインサロンやクラウドファンディングなどがその代表例ですね。

応援する側は、チャレンジしている人を間近で見ることで、ワクワクするだけでなく、新しい生き方や価値観を垣間見ることができます。そんな体験に人々はお金を払います。

例えば、キングコングの西野さんは「ディズニーを倒す」という夢を掲げて最高のエンタメを創る挑戦をしています。彼のオンラインサロン(月額1,000円)には現在3万人以上が加入しているそうです。

オンラインサロン | 西野亮廣エンタメ研究所
キングコング西野亮廣が運営する会員制コミュニケーションサロン「西野亮廣(にしのあきひろ)エンタメ研究所」。キングコング西野亮廣が考えていることや今後の作戦会議、悩み相談などをメインに話し合います。

YouTubeでも、オリラジの中田さんや雨上がりの宮迫さんがすごく話題になっていますね。彼らを観ていると「これからどうなっちゃうんだろう?」というストーリー性が感じられて、ついつい応援したくなっちゃいます。

先ほど紹介したメンタリストDaiGoさんも、テレビの仕事をすべて捨て、自分の喋りとスマホ一台で視聴者に新しい価値観を提供する。というチャレンジをし続けています。


一方で、渡部さんにはそんなストーリー性を今のところ感じにくいのかもしれません。
テレビでは、有名番組のレギュラーを多く抱えており、タレントとして完成しきっている印象です。また、新しく挑戦したYouTubeでも、内容がテレビの拡大版に感じてしまう人が多いかと思います。

新しいことにチャレンジしているストーリー性が感じにくいため、応援したいとは思われず、視聴者の中で動画の優先順位が下がってしまっているのでは?
というのが2つ目の仮説です。

現代の人々は、お役立ち情報よりも生き方のヒントを欲している?

AIが仕事を奪い、老後の年金は足らなくなる。
そんなニュースばかりの現代では、日常生活のお役立ち情報よりも、新しい生き方を提示してくれる存在を人々は求めているのかもしれません。最近のインフルエンサーをみていると、そう感じます。

一方のテレビは、今でもお役立ち情報を提供することがメインコンテンツになっている印象です。お年寄りにはニーズがあるかと思うので、現代のコンテンツを批判はしませんが、働き盛りの世代には物足りなさを感じてしまいそうです。そんな世代間のニーズのミスマッチが、テレビ離れの背景にはある気がします。

渡部さんのチャンネルも、動画のサムネイルやタイトルから受ける印象がテレビ的すぎたのかな? と思います。

差し出がましい提案

ズブの素人が非常に差し出がましいのですが、渡部さんのチャンネルではこんな動画が観てみたい!という個人的な思いを書かせてもらいます。

知識を活かした考察動画

豊富な知識を活かして、今起こっているニュースや、話題になっている作品の考察動画を観てみたい。

例えば、得意な恋愛心理学を活かして『テラスハウス』の登場人物を行動分析したら面白そう。

レストランへの挑戦

今まで何千件ものレストランに通い、芸能界一の食通と評価されるまでになった渡部さん。
そんな渡部さんがレストランをオープンさせたらとっても面白そう。

レストランを立ち上げるまでの挑戦を、YouTubeやオンラインサロンに投稿してくれたら絶対チェックします。


とはいえ、そもそもテレビで地位を築きあげた芸能人がYouTubeにチャレンジすること自体が新しいストーリーなんですよね。

特に渡部さんは、テレビに求められているコンテンツを徹底して研究し、自身を適応させたことで、確固たる地位を築き上げていきました。

そんな渡部さんがこれからYouTubeではどんなコンテンツを提供していくのか?
このストーリーってとっても面白そうじゃないですか?
渡部さんのチャレンジを応援しています。