災害が続く昨今の日本。
地震や台風によって、長時間にわたる停電が発生し、多くの人がスマホを充電できる場所をさ迷い歩く被害が多発しています。
スマホは動かない、部屋は真っ暗、という状況はさぞ不安だったと思います。
私も自宅には、非常食や防災グッズは準備しているのですが、停電したときの準備はしておりませんでした。
個人でも気軽に購入できる家庭用電源はあるのでしょうか?
そこで今回は、災害時に活用できる家庭用非常電源装置について調べてみました。
家庭用電源装置の種類
非常時に活用できる電源装置は、大きく2種類あります。
・蓄電池:電気を事前に溜めておき、必要な時に使用。
・発電機:あるエネルギー(太陽光や人力など)を利用して、その場で発電。
それぞれのメリット・デメリットについて、おすすめ商品を紹介しながら説明していきます。
蓄電池
事前に充電しておいて、いざとなった時に利用するのが蓄電池。
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○USBポートが3つあり、スマートフォンやデジカメ、ドローンの充電が可能
○シガーソケットを通して、カー用品(カーファン、カー冷蔵庫、カークリーナーなど)が使用可能
○充電方法はコンセントor車から。ソーラーパネル(別売り)があれば、太陽光充電も可能
○高輝度LEDライト搭載
コンパクトサイズのため、防災時だけでなく、アウトドアや車中など様々なシーンで使えるポータブル蓄電池です。
一般的な蓄電池のメリット・デメリットは以下の通りです。
蓄電池のメリット
○発電機よりも安定供給が可能で大容量のものが多い。
蓄電池のデメリット
○事前の充電が必要。
○使用していなくても自然放電するため、頻繁に充電しておく必要がある。
○リチウムイオン電池に寿命がある。(およそ6~10年)
いかに事前に充電しておけるかが鍵となるアイテムですね。
それでは、次に発電機についてご紹介します。
様々な発電機がありますが、非常時にスマホの充電ができる発電機を2種類ご紹介します。
発電機(ソーラーパネル)
太陽光を利用して発電するタイプのおすすめ商品はこちら。
○3枚のソーラーパネルが搭載された折り畳み式の太陽光充電器
○iPhone7ならば約2時間で充電
○同時に2台充電可能
ただ、バッテリーではないので直射日光を浴びているときだけ充電が可能です。
発電機(ソーラーパネル)のメリット
○日中であればどこでも発電可能(晴れていれば)。
発電機(ソーラーパネル)のデメリット
○天気により左右される。
○充電までに時間がかかる。
発電機(エイターナス)
最後にご紹介するのは、初めて知る人は必ず驚く発電機。エイターナスです。
こちらは酸素を活用して発電するタイプの発電機です。
○袋を開けると酸素と反応し、自動で発電がされる
○空気と反応すると、すぐに最大出力
○スマホやパソコンの充電だけでなく、医療用機器や水槽にも利用可能
○スマホなら57回の充電可能。痰の吸引器なら36時間の稼働が可能
袋を開けただけで発電が始まる夢のような機械ですね。
今回ご紹介した機械の中で最も高額ですが、もっとも安定稼働が可能な商品です。
発電機(エイターナス)のメリット
〇発電がどこでもできて簡単。天気や場所に左右されない。
〇大容量
〇すぐに最大出力
発電機(エイターナス)のデメリット
〇高額(値段は変動しているので、ご自身でご確認してみてください。)
スマホのためだけに買うのはもったいないですが、自宅で使っている水槽や医療用機器など、絶対に電気を停止させたくない家庭にはおすすめの非常用電源です。
停電時に活用できそうな非常用発電にも、さまざまな種類があることをお分かりいただけましたでしょうか。
用途によっておすすめの商品は異なりますが、お財布が許せば最後に紹介したエイターナスが最も利便性が高いように思えます。
あって当たり前の電気。停電の備えは充分にしておきたいものです。