ある日、ふと、
「そうだどっかに一人旅をしてみよう!」
「どうせいくなら、今後行く機会がなさそうな場所に行ってみよう!」
その結果、
「福井県にしよう!」
とういうことで、2016年12月20日から21日にかけて、福井を中心とした北陸一人旅を観光してきました。
今回はそんな北陸旅行をまとめた記事です。
想像以上に癒される旅行ができました。
旅行概要
・旅行場所:石川県・福井県
・期間:2016年12月20日~21日の1泊2日
・費用:約51,000円
1日目
いざ東京を出発。
空路でまずは石川県の小松空港へ。
費用:羽田空港⇒小松空港 14,770円
到着次第、小松空港前にあるトヨタレンタカーで2日間車をレンタルしました。。
費用:17,700円(2日間)
金沢は訪れたことがあったので、今回は石川県南部を観光してから福井県に突入することを計画。
石川の南部には加賀温泉郷という温泉地がいくつかあるらしい。
そこで、まずは加賀温泉郷の1つ「山中温泉」へ行くことに。
山中温泉(石川県加賀市)
移動時間:小松空港から車で30分
地方特有の寂しげな住宅街を抜けると急に整備された温泉街が目の前に。
ここは、1300年以上の歴史を有す、歴史と伝統のある温泉地とのこと。
江戸時代には、松尾芭蕉が訪れ、山中温泉を「有馬・草津に並ぶ3名湯だ」と言ったそうな。
まずは腹ごしらえ。
外観の素敵なお店を見つけそこに入ってみることに。
訪れたのは、「やましたや」というお店。
外観しか写真を取れませんでしたが、お店はとてもきれいな造り。お店の方も優しかった。
食べたのは、親子丼700円。
美味しかったなぁ。
芭蕉の館
腹ごしらえの後は、お店から歩いて3分程にある「芭蕉の館」へ。
入館料:200円
和風情緒漂うすてきな建物。
以前は旅館として使っていた建物を、資料館として使っているとのこと。
受付の優しそうなおばあちゃんに入館料200円を払い、館内へ。
建物の中にはくさんの芭蕉に関する資料がありました。
中庭もきれいに整えられていて、ゆっくりとした静かな時間が流れていました。
松尾芭蕉は150日間かけて、2,400キロを歩き、約60の俳句を詠んだとのこと。
そんな大変な旅を実現させた原動力は何だったのか、芭蕉の人生について深く知りたくなる館でした。
あやとり橋
芭蕉の館を出た後は、歩いて3分ぐらいにあるあやとり橋へ。
ぐにゃぐにゃしている橋。
勅使河原宏というデザイナーさんがデザインしたとのこと。
橋を渡って、川岸にある遊歩道を散歩。
マイナスイオンたっぷりの緑豊かな道をただただ歩く。
空気が気持ちよく、心が空っぽになりました。
一日目のなかで一番好きな時間でした。
今度はこの土地に泊まりたいな。と思える、素敵な土地でした。
芭蕉はこの場所で、
山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ
と詠んだそうな。
(意味:菊は香り高く、また、寿命を延ばすのによいと言われているが、山中にくればそんな菊も必要なさそうだ。)
柴山潟
移動時間:山中温泉から20分
次はちょっと北上して柴山潟(しばやまがた)へ。
湖の中にある建物(?)が有名とのことなので見に行ってみました。
実物がこれ。
「うーん、なるほどねー」と言ってすぐ車に。笑
夜はライトアップがされて綺麗らしいです。
柴山潟には、鴨がたくさんいてなんだか癒されました。
この柴山潟らへん一帯を片山津温泉というらしいです。
が、山中温泉のように温泉街という感じは見受けられず。
たくさんの鴨に別れを告げて、今日の宿泊場所あわら温泉へ。
あわら温泉
移動時間:柴山潟より車で35分
あわら温泉という地名は今回初めて名前を耳にしましたが、どうやら有名な温泉街らしい。
「『関西の奥座敷』として中京・京阪神のお客様に親しまれており、
年間100万人を越す浴客が訪れる北陸有数・福井屈指の温泉」(公式HPより)
とのこと。
確かにいたるところに温泉宿があり、浴衣で歩いている人もちらほら。
雰囲気のある場所でした。
宿泊先
今回泊まったホテルがここ。
「清風荘 」
費用:15,000円 (夕食付・朝食抜き)
選んだ理由は、おひとり様歓迎の宿だから。
食事処も、個室状態となっており、周りの目を気にせず食事することができました。
従業員さんも優しく、一人でいることの気まずさを感じさせないお宿でした。
温泉で一日の疲れを癒し、会席料理に舌鼓を打った後は、
部屋に戻って持参した本とDVDを観賞。
ネットを遮断し、ゆっくりとした時間を過ごせました。
ちなみに、飲みに行きたい人はこんなところがあるらしい。
「あわら温泉屋台村ゆけむり横丁」
観光客が好きそうな味のある飲み屋横丁です。
二日目
二日目最初は、福井の有名スポット「東尋坊」へ。
東尋坊
移動時間:芦原温泉から車で15分程。
東尋坊という名前の由来は、
その昔、極悪非道な僧侶・東尋坊さんがなんだかんだ色々あって、崖から海に落とされたそう。
その後、東尋坊の呪いにより、毎年その時期になると激しい雷雨が降り注ぎ、海は大きく荒れるそうな。(詳細は公式HPをどうぞ。)
今回訪れた日は、東尋坊さんのご機嫌も大層良いらしく、空は快晴。
駐車場に車を停め、古びた商店街を抜けると、
出ました東尋坊。
見渡す限り崖と海。
規制線は無く、どこまでも降りられました。
お子さん連れは十分注意したほうが良さそうですね。
写真に写る船は遊覧船。30分 1500円
今回は乗りませんでした。
近郊の旅館で割引券がもらえるようなので、乗る予定の方は旅館の方に割引券を貰うことを忘れずに。
自然の中でのんびり過ごした後は、福井市内のとある遺跡へ。
一乗谷朝倉氏遺跡
移動時間:東尋坊から車で一時間
戦国時代に、今の福井県あたりの越前国を支配していた朝倉氏。
織田信長に敗れるまで、朝倉氏は100年以上長きにわたって、越前地域を平定してきました。
越前の中心である一乗谷は繁栄し、北陸の小京都とまで呼ばれるほどに。
そんな朝倉氏の栄枯盛衰を知れる場所が、「一乗谷朝倉遺跡」です。
遺跡への入場料210円を払い、いざ中へ。
↑この風景が200メートル続くだけ。。
3分で通り抜けられました。(笑)
多くの人にとっては、がっかり観光地かもしれませんが、
実はこの場所が今回の旅行で一番よかった場所です。
なぜなら、開放感が素晴らしすぎたから。
時間が止まったよう。
どこか神秘的でとても心が静まる素敵な場所でした。
東京へ帰宅
静かな自然の中で癒されて今回の旅行は終了。
福井駅へ向い、帰りは夜行バスで東京の自宅へ帰りました。
費用:3,000円
(レンタカーは福井駅で乗り捨て)
幸福度が高い地域、北陸
福井や石川などの北陸地域に住む人々は、幸福度が高いそうです。(参考)
自然豊かで、空が広い。
ゆったりとした時間が流れていて、出会う人みんな優しい。
幸福度の高さを少し感じられた気がします。
全然期待していなかったけど、とっても満足な旅行となりました。
都会に疲れた方は、一度北陸に一人旅をしてみてはいかがでしょうか。
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