「あー、ラーメン食いてぇ!」
そう叫びたくなる、身体の芯から食欲を刺激される映画でした。
作品情報
作品名:『ラーメン食いてえ!』
公開日:2018年3月3日
監督 :熊谷祐紀
主演 :中村ゆりか
共演 :葵わかな・片桐仁・石橋蓮司 他
原作 :WEB漫画『ラーメン食いてぇ!』(作;林明輝)
あらすじ
この作品は、ウイグル自治区の大高原から始まります。
ウイグル自治区で遭難した日本人料理評論家・赤星(片桐仁)。
彼は砂漠に一人取り残され、絶体絶命の危機にいた。死を受け入れようとした時、彼の心が叫んだ。「清蘭のラーメンが食いてえ!!」。日本にある「清蘭」のラーメンをもう一度食べるまでは死ねない。そんな思いを胸に、彼は再度足を一歩踏み出す。
そんな「清蘭」の店主・紅(石橋蓮司)もまた死の淵にいた。妻を亡くした絶望から、店をたたみ、自らの命も終わらせようとしていた。自殺を図ろうとした正にその時、電話が鳴る。愛する孫・茉莉絵(中村ゆりか)が自殺未遂を図ったと。
茉莉絵は一番の親友に彼氏を奪われ、クラスの中でいじめられていた。
それぞれ絶望の淵にたたずむ3人の登場人物。
彼ら・彼女らを救ったのは一杯のラーメンだった。
ラーメンをきっかけに、人生を取り戻す復活の物語。
笑って、泣けて、お腹の空く、ラーメン青春映画。
感想~これぞ「飯テロ」映画~
ツイッターで美味しそうな食事画像のツイートを「飯テロ」と呼ぶことがありますが、これぞまさに究極の「飯テロ」映画だと思う。
まー、ラーメンが食べたくなる映画でした。
作品の後半、少女達が作ったラーメンを彼女たちの家族が美味しそうにたっぷりと食すシーン。
まさに「飯テロ」でした。
身体の奥底がラーメンを無性に欲していました。
なんでラーメンって、あんなに食欲をそそるんですかね。
食欲という根源的な人間の欲望を、身体の芯から揺さぶる作品でした。
人間にとって最大の喜びとは?
この作品では、生きる意味を失った登場人物が、ラーメンをきっかけにして人生の輝きを取り戻します。
美味しいラーメンを通して、親友や家族など大切な人との絆を回復していきます。
物語の最後、登場人物は色彩豊かでエネルギッシュな生き方に変わっていました。
人間の最大の喜びは、大切な人たちに囲まれながら美味しい食事をすることなのかもしれない。
そう考えさせられた映画でした。
あー、ラーメン食いてえ!
【『ラーメン食いてぇ!』が観れる映画動画サイト】
以下のサイトで『ラーメン食いてぇ!』を観ることができます。
・TSUTAYA TV ・amazon
WEB漫画として公開され、100万PVを超えたそうです。
【おすすめ記事】
青春映画が好きな方は、映画『PARKS』がお勧めです。
圧倒的な青春映画でした。